第18回東海地区小児神経セミナー

第18回東海地区小児神経セミナー会長挨拶

本セミナーは、小児神経学に携わる医療従事者が最新の知見を共有しながら、診療現場での課題に対する理解を深めることを目的として企画いたしました。 小児神経疾患は、診断や治療において高い専門性と多職種の連携が求められる分野です。 神経発達症、てんかん、神経筋疾患、遺伝性疾患など、その多様性と複雑さから、日々の診療の中で迷いや困難に遭遇する場面も少なくありません。こうした現場の悩みに向き合い、明日からの診療に活かせる知識や視点を得ていただければ幸いです。

今回は以下の4つのテーマに沿って構成いたしました。
講演1「遺伝」では、東海地区の遺伝カウンセラー養成課程の立ち上げに尽力された大江瑞恵先生に遺伝カウンセリングの基本についてご講演いただきます。
講演2「障害児者医療」では、松元拓也さんに患者の立場から、水野美穂子先生に重心施設の立場からご講演いただきます。
講演3「不随意運動」では、瀬川病でご高名の星野恭子先生に、大脳基底核の機能と神秘に迫っていただきます。
講演4「てんかん」では、日本を代表するてんかん外科医である藤本礼尚先生に、新たな外科治療を含む最新の治療戦略についてご講演いただきます。

本セミナーは、様々な事情で現地参加が難しい方や遠方で来場が難しい方にも聴講いただけるよう、ハイブリッド形式にて開催いたします。多くの方にご参加いただけますと幸いです。皆様の本セミナーでの学びが今後の診療活動の一助となることを願っています。
最後に、本セミナーの開催にあたりご尽力いただいた関係各位、講師の先生方、共催いただく日本新薬株式会社の皆様に心より御礼申し上げます。


第18回東海地区小児神経セミナー会長
藤田医科大学医学部小児科学
石原尚子

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