第17回東海地区小児神経セミナー

第17回東海地区小児神経セミナー会長挨拶

第17回東海地区小児神経セミナーのご案内

 私の勤めている重症心身障害施設は、昨年創立50周年の節目を迎えました。 現在のような医療・福祉体制を何もないところから作り上げてこられた諸先輩方のご努力に尊敬の念を抱かずにはいられません。 その一方、医療の飛躍的な進歩とともに当初は想定されなかったような多くの課題が出てきており、時代は転換期に入っているように思えます。 この転換期の課題にどう取り組めばよいか。新しい発想やアプローチと同時に領域の垣根を越え、連携していくことがより重要になると思います。
 今回セミナーを企画するにあたり、転換期の様々な課題解決のブレイクスルーとなるような研究や実践のお話を聴く、ということを主題としました。 私の職場に関連するキーワードとして、神経ネットワーク、神経可塑性、多職種連携、緩和ケア、ACP、当事者研究、ニューロリハビリテーションなどが想起され、この地域でご活躍の4人の先生にお願いしました。 新生児神経の領域から城所先生、重症心身障害医療の領域から丸山先生、緩和ケア領域から森田先生、成人神経の領域から植木先生、以上の4人の先生方に各領域における最近の知見や課題解決のアプローチについて、臨床的、教育的、学術的なご講演をしていただきます。
 当日は、会場となる名古屋大学の先生方のご協力により、ハイブリッド開催で行われます。この貴重な機会に地域や専門領域、職種を超えて、多くの皆様と共に学びを深められれば幸いです。


第17回東海地区小児神経セミナー会長
聖隷おおぞら療育センター療育神経科
木部 哲也

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